- 作者: 山崎ナオコーラ
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/10/05
- メディア: 文庫
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ので、小説も読んでみることにした。
タイトルはすでに散々言われてると思うけど、秀逸。ペンネームのセンスも、個人的には好き。
で、内容。読みやすい。わかりやすい。1時間もかからず読めた。なんでもない2人のなんでもなさと控えめながら主張のある性格がすーっと入ってきて、なんだか悪くないなぁと思った。
しかし例えば冒頭1行目。どういう情景なのかまったくわからない。他にもわかるようなわからないような表現がある。まぁそれは瑣末なことか。
あと69ページ(文庫版)には笑った。「触っているから気持ち良いのではなく、触っていると考えるから気持ち良いのだ」って、大事MANブラザーズバンドかよ!
そんな絶賛されるほど作品には思えないけど、全体に無駄がなく、ちゃんと考えて書かれている感がある。
併録作は、主人公がXXである必然性がいまひとつつかめず。
で、読了後、エッセイの連載が終わってしまった事がちょっと寂しいことに、気づいた。