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Perfume@日本武道館

「BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!」2daysの2日目。生のPerfumeサマソニでしか観たことがない。もちろん好きだけど、まったく詳しくない。しかし今年の音楽シーンを語る(語らないけど)上でこのライブは欠かせないのではないか、ということで、多少無理をして行ってきた。
結論から言えば、感動しました。行けてよかった。
以下だらだらと雑感。


どうやら自分は低音が効果的な音楽は無条件で好きになってしまうらしい。いろんなライブでもリズム隊を耳で追いかけてしまうし。そういう意味でPerfumeのサウンドはど真ん中。人間味のない無機質な感覚といい打ち込みに徹した楽曲といい、小西康陽との類似性があちこちで指摘されているし、実際初期のcupsuleはかなりピチカートっぽいけど、決定的な違いはこの低音の使い方ではないだろうか。専門的なことは分からないが、自分には中田ヤスタカの作るサウンドと小西サウンドはまったく違ったものに聴こえる(小西康陽も大好きです)。そもそも渋谷系とテクノ・ハウス・エレクトロ系は、相容れないほどまったく違うではないか、比べること自体ナンセンスと言われそうだけど。
さて、ライブ。2階席の後ろのほう。全体が見渡せる位置で悪くない。観客の2-3割がオレンジのTシャツを着ていた。ファンクラブ限定色のTシャツらしい。いったいどれくらい会員がいるのだろう。
1曲目の「コンピューターシティ」から、最高潮。レーザーとびとびの演出も3人のダンスもバキバキのサウンドも、完璧。
「マカロニ」あたりではっきり浮き彫りになるのだけど、一見個性をなくし区別されていないようでいて、実際は3人の声質の違いを考えて歌い分けているのだと気付かされ、改めて唸る。
DVDなどでは観ることのできなかった、ちょっと長めのMC。のっちとかしゆかは割と普通の女の子という感じだけど、あ〜ちゃんの喋りは天才的。グッズの売り込みは上手いし、客のいじりかたも、切り返しも本当に見事。なのにこの時期にTRFの曲の一節をいきなり歌ってしまうあたり、やはり天然なのだろうか。
アンコール前の「チョコレイト・ディスコ」「ポリリズム」「Puppy love」の流れは最高。
で、アンコール。あ〜ちゃん泣きながら「(昨)年末のカウントダウンライブのあと、今年は武道館やろうね、と『初めて』期待してもらった…(大意)」「ありがとう以上の言葉があればいいのに」などの、ちょっとぐっとくるMCのあと、新曲「Dream Fighter」。初めてフルで聴いたのだけど、完全に攻めモードのエッジの効いたすざましい曲。この曲がこれからTVでどんどん流れるのかと思うと、何だか楽しみになってくる。
Perfume」「wonder2」で終了。中田ヤスタカも観に来ていたらしい。大画面に一瞬映った。


ちょっとだけ欲を言えば、もう少し大音響でもよかったかな。


「アイドル」なのか「テクノポップユニット」なのか、よくわからないが、そんなことはどうでもいい。今、日本にいる最強の音楽(エンターテイメント)集団の1つであることは間違いない。素晴らしいライブでした。


次は代々木第一体育館らしいけど、まだちょっと狭いんではないか。この際東京ドームあたりでいかがでしょう。


11/8追記:
セットリストをRO69からコピー。やたら編集者が観に来ていたのだな。。。
http://ro69.jp/live/detail.html?9868
1.コンピューターシティ
2.edge
3.エレクトロ・ワールド
4.plastic smile
5.love the world
6.マカロニ
7.Baby cruising love
8.Take me Take me
9.GAME
10.シークレットシークレット
11.パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
12.セラミックガール
13.ジェニーはご機嫌ななめ
14.チョコレイト・ディスコ
15.ポリリズム
16.Puppy love

アンコール
17.Dream Fighter
18.Perfume
19.wonder 2