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「母なる証明」@シネスイッチ銀座

シネスイッチ銀座、久しぶり。決してメジャーでない映画を上映し続けながら、銀座のど真ん中で、よくやっていけるなぁと思う。
1800円払ってもいいや、と思いつつ、直前にダメもとで近くの金券ショップ行ったら、1000円で前売り券売っていた。ラッキーでした。


韓国のドラマは観たことが無いし、映画もほとんど観たことが無い。
しかし、この作品は衝撃的。韓国の映像作品は、こんなとんでもないところまできているのか、と驚いた。
サスペンスに溢れ二転三転するプロット、母親を演じるキム・ヘジャ、その息子ウォンビンの迫真の演技、韓国の、どこだかわからないけどありそうな田舎町の闇を、鮮やかに切り取った映像、どれをとっても、一級品。
息子を無実と信じ、真相究明のために走り回る母親。一部メディアでは、狂気、とか、常軌を逸した、などと評価されていたけど、そうは感じなかった。そこにあるのは、普遍的な母子の関係、熱情のように思えた。
2時間、あっという間だけど、観終わった後、ずっしりと重いものを残してくれる。
これは傑作だと思います。
受け付けない人はとことん受け付けないんだろうけど。