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「MINE★ROCK FESTIVAL」@新木場STUDIO COAST


出演バンドはこんな感じ。かなり豪華。

一見難の繋がりもなさそうな対バンですが、ライブのローディーをしているミネさんという人が、普段ローディーをしているバンドを集めて企画したイベントだそうです。
上の紙を見る前に、なんの心の準備もないまま、開演14時直前に行き、ロッカーに荷物も入れず、なんとなくCOASTに入ったら、いきなり向井秀徳登場。ZAZEN BOYSが始まって、驚いた。まさか最初とは思わなかった。
まずは「SEKARASIKA」からスタート、さらに「SIGEKI」「Honnoji」と、次々と容赦なくMATSURI SESSIONをぶちかましてくれる。STUDIO COASTは、音がいいので、すざましい音圧とテンションに、ひたすら圧倒される。
ラストは「RIFF MAN」と、「Asobi」。
これだけでお腹いっぱいなくらいです。さすが。


続いてはa flood of circle。初見。ボーカルの声がチバユウスケに似ていた。ストレートなギターロックで、なかなかいい。


それから音速ライン。こちらもライブは初見。勝手にフォーキーな音を想像していたので、意外とロック色の強い音で、ちょっと驚いた。後半になってだんだん明らかになってきたけど、メロディーが、実に素晴らしい。


で、monobright。初見なんだけど、テレビやらタイアップやらでしょっちゅう音を聴いているので、どの曲も聴いたことがある。とてもポップで、心地いい。キャラクターも立っているし、いいバンドだなぁ。


そして転換にやたら時間がかかってから(多分時間が余ってしまったのだと思う)、サンボマスター登場。「そのぬくもりに用がある」からはじまって、新曲を連発。車やら水やらのCMで、既に有名な曲。どちらも、サビ以外も聴き所がいっぱいです。
それからサンボ史上最高ともいえる、感涙ものの美メロバラード「ラブソング」も披露。
さらに名曲「手紙」を披露した後、最後は「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」。ああ、素晴らしい。
シングルもいいけど、早くアルバム出してください。


で、サニーデイ・サービスが登場する。再結成後に観るのは、初めてです。3人編成。
昔のライブは、いつもサポートが入っていたからなぁ。音大丈夫かなぁ。と思ったら、ちっとも大丈夫じゃなかった。笑ってしまうくらい、演奏が下手。特に晴茂さん、あなた、なんなんですか。
でもなんだか、味があるんだよなぁ。これぞサニーデイ
曲は、いきなり超久しぶりの、「忘れてしまおう」から始まって、ちょっと驚く。そして、「真っ赤な太陽」「経験」(これはレアすぎるでしょう)と披露。
それから「カーニバルの灯」が歌われて、なんだかやっぱりたまらなくなって、ちょっと泣いてしまいました。
待望のアルバムは、明日マスタリングで、完成だそうです。で、「ふたつのハート」という新曲披露。これがもう、たまらなくいい。春に出るという、アルバム、期待してしまいます。
そして、ああ、懐かしいなぁ。いつもライブの締めだった、「ここで逢いましょう」。長尺のギターも、相変わらずだった。
ライブはここで終わらず、「恋に落ちたら」「週末」で、終了。
思ったよりたっぷり演ってくれた。曽我部の声も、ソカバンでつぶれちゃったんじゃないかなぁ、と、心配していたのだけど、ちょっぴりメロウで、伸びがあって、よかった。全盛期ほどではないけど。と言ってしまうと失礼か。
田中貴のコーラスのシーンが増えていて、これもよかった。
とにかくもう観ることがないと思っていた、サニーデイ・サービスを、生きているうちに観ることができて、よかった。


トリはSCOOBIE DO。場内暗いまま、山下達郎の「RIDE ON TIME」を、歌い上げる。「リハです!」と言って、いったん立ち去る。
改めて登場。「トラウマティック・ガール」からスタート。
FUNKとロックの幸福な融合。
驚くくらい演奏が上手い。
コヤマシュウの盛り上げも、MCも、冴え渡る。「大トリのサニーデイ・サービスが終わって、打ち上げです!」。
途中でミネさんが登場して「Tシャツ買ってください」。それに対して、「これ、ロックンロールの、『ロール』の部分。大事なことだよ」とコヤマシュウ。確かに。。。
しかし、これだけ、踊れて騒げるバンド、そうそうないんじゃないでしょうか。
ちょっと感動してしまった。


濃厚な7バンド登場で、終わったのは21時。
立ちっぱなしはさすがに疲れたけど、これで3900円+ドリンクは、お得だったなぁ。