トラキャンとサニーデイ、まさか2010年に、こんな対バンが実現するとは思わなかった。
個人的には久しぶりのクアトロ。入場後、まずは、会場限定のCDなど、物販を物色する。
まずはサニーデイ・サービス。3人で登場。「baby blue」からのスタート。「サイン・オン」といったレアな曲や、「あじさい」「いつもだれかに」「恋はいつも」「ここで逢いましょう」といった、永遠のスタンダードなどを、新曲「ふたつのハート」を挟みながら、演奏。
前回新木場で聴いたときよりはるかに安定感があったが、それでもやっぱり、すかすか。とにかくこれが果てしない味になっている。曽我部も、ソカバンの時のような謎のテンションをみせることなく、終始冷静に、ちょっぴり危うい演奏を続ける。個人的にソカバンは全否定してしまっていますが、やっぱりサニーデイは違います。いろいろな思いが交錯して、ちょっとこみ上げてくるものがあった。我慢して泣かなかったけど。
最後は、この曲をふたたび聴く日が来るとは、と、本気で胸がいっぱいになりそうになった、「胸いっぱい」、そして、「NOW」。この曲のラスト、無邪気さすら感じるコーラスワークには、サニーデイは現役で、いまここにある、と強く感じさせてくれる何かがあった。
続いては、トラキャン。ああ、懐かしい。名盤「CAKE」を、アズテック・カメラなどとともに、ちょっと気取ったつもりで聴いていた、学生時代が蘇ります。ネオアコなんて言葉も、久々に思い出した。
メンバー全員、年齢不詳で、歌声もメロディも、輝きを失っていない。途中ちょっととちって、「We are very old...」なんて言っていたけど。。。信じられないくらい、メロウでみずみずしい。キラキラしていました。
音にゆっくりと身をゆだねながら、なんとなくしんみり聴きいってしまう。
アンコールでは、サニーデイのメンバーも登場して、会場限定CDに収録されている「夢色の街で(TOWN FOXES)」を、日本語で披露。素敵な曲だった。
写真のメモリースティックは、終演後の物販で購入。今日のトラキャンのライブの模様が、アンコールを含めmp3で、そのまま収められています。すごい。
こういう挑戦的で、機動力のある物販は、素晴らしいと思う。いろんなバンドに広まって欲しい。
ちなみに、作るのに時間がかかるからか、40本限定でした。
3月8日追記：
サニーデイのセットリスト見つけたので、貼っておきます。
http://d.hatena.ne.jp/live-sokabe/
01 baby blue
02 あじさい
03 サイン・オン
04 ふたつのハート（新曲）
05 いつもだれかに
06 恋はいつも
07 月光荘
08 ここで逢いましょう
09 週末
10 胸いっぱい
11 NOW
トラキャンのセットもオフィシャルサイトにあったけど、うまくコピペできない。。。
