The workers are goin’ home

SEのブログです

ゆらゆら帝国が、解散を発表した。
http://www.yurayurateikoku.com/
http://natalie.mu/music/news/29817
http://ro69.jp/news/detail/32751


反則かもしれないけど、消えてしまったらいけないので、全文を転載します。


http://www.yurayurateikoku.com/
ゆらゆら帝国ファンの皆様、スタッフ関係者の皆様へ
突然ですが、ゆらゆら帝国は2010年3月31日をもちまして、解散することになりました。
1989年2月の結成以来、21年間支えてくださったファンの皆様、スタッフ関係者の皆様には、何と御礼を言っていいのか分かりません。
本当にありがとうございました。
メンバー一同、心より感謝いたします。

ゆらゆら帝国は、結成当初から「日本語の響きとビート感を活かした日本独自のロックを追求する」という変らぬコンセプトを基に活動を続けてきました。
同時に、アルバムごとに過去のイメージを払拭し、更新し続けることを自らに課し、時にはバンド形態すらも壊すことによって、常に自分達の演奏に向かう新鮮な気持ちや、緊張感を保ってきました。
そしてアルバム「空洞です」とその後のライブツアーで、我々は、はっきりとバンドが過去最高に充実した状態、完成度にあると感じました。
この3人でしか表現できない演奏と世界観に到達した、という実感と自負がありました。

しかし、完成とはまた、終わりをも意味していたようです。

解散の理由は結局、「空洞です」の先にあるものを見つけられなかったということに尽きると思います。
ゆらゆら帝国は完全に出来上がってしまったと感じました。
昨年は、新曲を作ったり、旧曲のライブアレンジで新たな試みをすることで、
なんとかこの出来上がってしまった感、安定感を打破しようと試行錯誤したのですが、結局自分達の中で、次ぎのアルバムに繋がるようなワクワクする感覚を得ることはできませんでした。
今年に入ってから、メンバーで話し合った結果、「この3人で、やれることは全てやり切った。」「これ以上続けてもルーティンワークになるだけだ。」という結論に達し、メンバー全員納得して、バンドを解散することに決めました。

突然で、しかもこのような形での発表になってしまい申し訳ありません。
バンドは解散しますが、今後もメンバーはそれぞれ違った形で、音楽を続けて行きます。
これからも音楽を続けて行く為の、発展的解散と捉えていただければ幸いです。

最後にもう一度、
皆様、今まで本当にありがとうございました!!!!!!!!!!!!!

ゆらゆら帝国 代表 坂本慎太郎


ものすごく説得力のある説明だ。「空洞です」なんて、世界のロック史に残ってもおかしくないような傑作だし、3人の決めてしまったことなのだから、受け入れるしかないのかもしれない。
でもやはり、この喪失感は、大きい。
もう二度と、あの3人の生み出す、魔法のような音楽が、聴けなくなってしまうのか。今までのCDは残るけど、ライブもないし、結局発表されなかった新曲群もある。
これから何を支えに生きていったらいいのか。。。
ルーティーンワークでもいいじゃないか。ひょっとしたら、10年後くらいに、「空洞です」を超える、新しいものが生み出せるかもしれないじゃないか。
ちょっと、格好良すぎるよ。。。
順番をつけるのは好きではないけど、一番好きなバンドは?と問われれば、迷わず、ゆらゆら帝国、と答えてきた。世界で一番好きなバンド。ビートルズよりも、ツェッペリンよりも、自分の中では大きな存在。


どうしても、まだ気持ちの整理がつきません。