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THE MATSURI SESSION 出演 ZAZEN BOYS/KIMONOS/向井秀徳アコースティック&エレクトリック(出演順)@日比谷野外大音楽堂

雨が降るのか、降らないのか、非常に微妙な天気。
あまり体調がよくないので、どうしようかぎりぎりまで迷ったけど、こんなおMATSURI、もう観られる機会はないのではないか、と、行くことにする。
実はこのライブが発表される前に、同じ15日の立川談春の独演会とっていて、雨だったらそっちに行こうと思っていた。
で、会場に着く。雨は止んでいる。開演直後から、音合わせで、メンバー総出で既にMATSURI SESSIONが始まっている。
で、いったん引っ込んでいよいよ登場、というところで、雨がぽつぽつ降ってくる。みんな一斉に雨KAPPA。
というわけで、まずはいきなりZAZEN BOYS。考えてみたら、ZAZEN BOYS観るの、ものすごく久しぶり。まずは東京節を歌い、その後SI・GE・KI。その頃には雨もほとんど止んでいた。Honnojiで大盛り上がりで、立て続けにHIMITSU GIRLS TOP SECRETとたたみかける。そしてRIFF MANも忘れずに。松下敦のドラムは相変わらず唸りあがっているし、吉田一郎のベースはパワーアップして蠢きまくっていた。どっかでWHISKY &UNUBOREも演った気がする。
で、TWITTERでも予告されていた、おでんという新曲。なんと歌詞がありました。なんて歌っていたのか忘れたけど、ちょっと笑ってしまった。
そこからちょっと即興っぽいセッションのあと、COLD BEAT。またもや捻りを加えられた壮絶なSESSIONが繰り広げられる。
ラストはAsobi。カシオマンのギターの入りが格好いい。すざましい音の塊をたたきつけられた気分になる。
約1時間。
続いてはKIMONOS。転換の間に、ひょっこり物販に行ってみたら、300枚限定で、とても買えないわな、と思っていたTシャツが残っていて、思わず買う。
KIMONOS。最初はLEO今井向井秀徳の2人で3曲ほど演奏。途中で、なんとGREAT3の白根賢一がドラムで入ってきて、音に厚みが増す。Soundtrack To Murder、Almost Human、Tokyo Lights(この曲好き)の3曲は、音源で聴くのより遙かに良かった。
で、ラストは向井秀徳アコースティック&エレクトリック。だんだん演奏者も減ってきて、ついに向井さん一人。でもこれがとんでもなくて、最初Water Frontで、雨がまた降り出して、言霊かよ、と一瞬思ったが、あっという間に止み、SAKANA(すごいいい曲)、そこからNUMBER GIRL時代の名曲YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING、さらにはなんと、OMOIDE IN MY HEADまで演ってくれる。どこかで、カラス、という、歌詞が切ない名曲も演ってくれる。
テンションが跳ね上がる。
THE DAYS OF NEKOMACHIの色気にやられ、ふるさとの奏でる優しさに共鳴し、ラスト、自問自答の迫力に震え上がる。日比谷にアコエレ、夜空もちょうどいい塩梅になっており、最高だった。
で、アンコールは、LEO今井を含めた5人が出てきて、安眠棒アカペラ(?)バージョン、そして向井さんギターを持っての、KIMOCHI。各人、歌の上手い下手を超えた、圧倒的に胸に来る歌唱がそこにあった。
というわけで、アンコール、最高に良かったんだけど、後ろの席の集団がずっと「むかい〜!」「格好いい〜!!」とか叫んでいたり(わかってるよそんなこと)、下手な声で大声で歌っていて、うるさいったらない。ちょっと気が散ってしまったのが残念だった。野音って、音とか雰囲気とか大好きなんだけど、独特の空気感にやられてお酒飲みすぎて、酔っぱらいが大量発生するのが、難点なんだよな。まぁ酔っぱらうのは勝手だけど、迷惑はかけないで欲しいな。
終わってみたら4時間弱。
魂が持って行かれるんじゃないかってくらい、あまりにも濃密な、MATSURI SESSIONだった。
やっぱりとんでもない才能です、向井秀徳


これは完全に自分のせいなんだけど、こんなすごいイベントなのに、行けるかすら分からないくらいに、自分の体調(精神状態)が今ひとつだったのが、悔しい。精神状態が良かったら、もっと楽しめたのにな。
でも行けただけ、良かった。