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東京事変 東京事変Live tour 2012 Domestique Bon Voyage@日本武道館


東京事変解散の報を聞いて、全力でチケット取りました。66万通の応募があったらしい。奇跡的にチケット取れた。変なところで運を使っている。
直前までチケット発券できないシステムで、どきどきしながら発券したんだけど、2階席後方。ちょっと残念。まぁ観られるだけありがたい。
当然のようにプラチナチケット化していて、ヤフオクなどでは5万円以上で取引されていた。
で、東京事変ですが、実は、そんなにはまっていたわけではない。アルバムはほとんど買っていたけど、スキルのありすぎるメンバーが却って椎名林檎の破格の才能を封じ込めてしまっている気がして、あまり面白味を感じなかったのです。
その間に出た、「ありあまる富」「三文ゴシップ」といった、ソロ作は素晴らしかったので、やっぱり、東京事変は足枷にしかなっていないんじゃないかなぁ、と思っていたのです。ファンの人、そんなやつが貴重な解散ライブに行っていて、ごめんなさい。
で、武道館のライブです。ソロ最後の「雙六エクスタシー」も、観に行ったなぁ。
きっとセットリストはどこかのサイトでアップされるでしょう。その時転載します。
「生きる」「新しい文明開化」から始まり、「今夜はから騒ぎ」。この曲は、好きです。のっけから大規模なオーケストラが出てきて、びっくりする。金かかってる。
途中のメンバー紹介では、オーケストラをバックに、インストの「カーネーション」で。
栗山千明に提供した「おいしい季節」も演奏。この曲、いいよな。埋もれさせておくのが、惜しい。
途中、何度か、こみ上げてくるものがあって、ちょっと泣きそうになった。何故だか自分でも分からない。でも椎名林檎の引きちぎられそうな声には、人の心の琴線に触れる何かがある。
「能動的三分間」が本当にきれいに3分で終わるのは、なんともいえないカタルシスをもたらしてくれた。
アンコールでは「丸の内サディスティック」も。ベンジー、あたしをグレッチでぶって。この歌詞は、初めて聴いたとき、衝撃を受けたものです。当時、椎名林檎をカラオケで歌うのが大好きな人とカラオケに行って、ねぇ、ベンジーって何?グレッチって何?と訊かれて、あんたそんなことも知らんと歌っていたのかね、と思った(どうでもいい想い出)。
2度目のアンコールで、椎名林檎、「感無量で言葉もありません」。ラストは「透明人間」。
スタッフロールが流れて、終了。
解散とかそういうのおいておいて、ミラーボールはきらきら、ダンサーは華々しく、オーケストラは豪華で、演出面、演奏面、あらゆる面で日本のエンターテイメントショーの頂点にあるんじゃないか、ってくらい、すごいライブだった。ああ、東京事変って、いいバンドだったんだな、と、今さら思ったりした。
感動しました。
椎名林檎と、メンバーのこれからが楽しみです。


追記:RO69にレポとセットリストが載っていました。セットリスト転載。
http://ro69.jp/live/detail/64744
[SET LIST]

01.生きる
02.新しい文明開化
03.今夜はから騒ぎ
04.OSCA
05.FOUL
06.シーズンサヨナラ
07.海底に巣くう男
08.怪ホラーダスト
09.ほんとのところ
10.sa_i_ta
11.能動的三分間
12.修羅場
13.絶体絶命
14.アイスクリームの歌
15.おいしい季節
16.女の子は誰でも
17.御祭騒ぎ
18.天国へようこそ
19.タイムカプセル
20.電波通信
21.閃光少女
22.勝ち戦
23.キラーチューン
24.空が鳴っている

Encore 1
25.丸の内サディスティック
26.群青日和
27.青春の瞬き

Encore 2
28.透明人間


28曲。約2時間半足らずで突き抜けていった。大団円ですね。