The workers are goin’ home

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キリンジ@ラフォーレミュージアム六本木


写真は泉ガーデンのクリスマスツリー。小ぶりだけど、なんというか、華やかですね。
先日ペンギン・カフェ・オーケストラを観た時は、もうここに来る機会はないだろうな、と思っていたのだけど、キリンジのライブが行われた。
開演時間18時と勘違いして、のんびり向かっていたら、17時だった。最近こういうことが多い。でも間に合った。
今回はオールスタンディング。いざスタンディングで観てみると、ステージも高い場所にあり見晴らしも悪くなく、なるほどこういうライブでも使えるのか、と、納得。
そしてキリンジは圧倒的に女性客が多いので、観やすい。端っこの前の方に陣取る。
「太陽の午後」から、スタート。なんだか懐かしい曲から始まったな、と思ったら、その後も旧曲を連発。なんと5曲目には、個人的にも思い入れの深い名曲、「君の胸に抱かれたい」を演ってくれて、なんだか胸が熱くなる。この曲と、大傑作「グッデイ・グッバイ」(演らなかったけど)で、キリンジは一時の頂点を極めたと思っているのです。
その後も新旧織り交ぜたセットリスト。アンコール前3曲は新譜から。
一応新譜は買っていて、プレイヤーにかけると、やっぱりキリンジはいいな、と思うのだけど、そんなに聴き込んではいなかった。でもやっぱり良質な曲ばかり。𣴎樹兄の曲も、泰行弟の声だからこそ映える。やっぱり弟の脱退は残念だな。
泰行弟、「楽しかったです」と言って、終了。
アンコールでは、これまた名曲「エイリアンズ」。うーん、絶妙なメロディ。メロウな歌声。ちょっと声がうわずっていたけど、そんなことは問題にならない。
で、懐かしい、「雨を見くびるな」。
ラストは、「涙にあきたら」。
また、「楽しかったです」と言って、去っていく。いっぱい曲演ってくれた。でももっと聴きたい。
そしてダブルアンコールを求める拍手がやまない。とっとと出て行ってくれ(大意)、というアナウンスも無視して、ダブルアンコールを待っている。みんな心からキリンジが好きなんだな、そんなキリンジも兄弟体制で観られるのは、もう限られた機会しかないんだな、と思うと、いろいろな感慨に浸ってしまう。
結局ダブルアンコールはなかった。
聴きまくっていたころもあれば、ちょっと離れていた時期もあったけど、キリンジはデビュー時から(それこそ、インディーズデビュー盤に衝撃を受けて、かせきさいだぁの伝説の赤坂BLITZ講演の前座の頃から)観てきたユニット。自分の15年と重ね合わせて、しみじみしながら帰る。