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「りぼんにお願い」川上未映子 マガジンハウス

りぼんにお願い

りぼんにお願い

なかなか小説を読む気力が出ない。
夜、床につく前に、いろいろな人のエッセイ集をぱらぱら読む。これはその中の1冊。装丁もおしゃれ。
川上未映子さんは、小説はもちろん、エッセイも独自の文体を確立していて、非常に小気味いい。
この本は「HANAKO」に連載されていたものらしく、女性向けと言えば女性向け。さすがに化粧品のこととかよくわからない。
でも出産に関する考えやら、ファッションへの気合い、会えなくなってしまった友人の話など、印象に残るものが多く、薄い本ながら読み応えがあった。
子供も生まれた川上さん、また新しい視点が生まれているに違いない。