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ゆうちょ 笑福亭鶴瓶独演会@赤坂ACTシアター


毎年恒例の鶴瓶師匠のACTシアターでの独演会。
最初30分は鶴瓶噺。サービスの一環なんだろうけど、これを削って落語をすればいいのに、と少し思わなくもない。
1本めは「かんしゃく」。これは、観るの2度目。笑福亭松鶴師匠の人柄がうかがえる好演。
2本目は「宮戸川」。唯一の古典。熱心に演じていて、今回の3本の中では個人的には一番良かったかな。
仲入りをはさんで、締めはタモリから話を聴いて、落語に起こしたという新作「山名屋浦里」。
吉原の遊郭と江戸留守居役の友情(?)を描いた物語。新作で、江戸の遊郭を舞台にした物語を演るというのはチャレンジングだし、実際、もっと練り込めばいい作品になるかもしれない。
今の段階では、まだすじをなぞる、というレベルに止まっていた感があったけれど、ベースの話はとてもいいし、サゲも固まってくれば、名作になるかもしれない。今後が楽しみ。
テレビだけで十分やっていけるだろうに、この年齢で新作落語をおろして、また多くの客をとりこにする鶴瓶師匠の心意気に打たれた。素晴らしい。