今関東では1，2を争う勢いのあるであろう2人会。よくブッキングできたものです。しかももう6回目だという。
すごいね、鶴川落語会さん。
開口一番は、桃月庵はまぐり。「道灌」だ。立川談春師が初めて覚えた話と言っていたかな。
で、桃月庵白酒登場。マクラからテレビでは言えない毒を吐く。からの「松曳き」。生で聴くのは初めて。彼の得意ネタらしい。腹を抱えて笑う。すごい。これだけでもとをとった気分。
さらに春風亭一之輔。「天狗裁き」って、こんなに面白く化けるのか、と、恐ろしさすら感じる。
仲入りのあとは、一之輔「普段の袴」。こちらも初めて聴いた。上手いなぁ、面白いなぁ、と感動しているうちに終わる。
そしてトリは白酒「化物使い」滑稽で、面白く、上手い。
なんというか、すざましい勢いと熱気を感じる落語会だった。今年一番笑ったかもしれない。
落語は想像力の総合芸術。どんなに面白くても、ほろりときても、そのあといろいろ考えさせられ、刺激を受ける。
満足して帰る。
