The workers are goin’ home

SEのブログです

「M-1グランプリ2005」

先に結果を知りたくなかったので、録画しておいたものを、UAライブから帰ってから観る。
トップはいきなり笑い飯シアターアプルでも観た「上履き」ネタを、見事な間合いでたたみかける。去年は6分かけてだれてしまったことの反省か減点方式になったというのもあるだろうけど、ものすごいスピード感。すげぇ。アジアンは正統派。普通に上手。
南海キャンディーズは忙しい中頑張ってネタを作ってきたのだろうけど、不発気味。TV出すぎて新鮮さがなくなってしまったのがちょっと気の毒。山ちゃんも、突っ込みのバリエーションもうちょっと増やさないと。結果、最下位になってしまったけど、それでもまぁ十分面白かった。
チュートリアルも普通に楽しめた。小芝居を観ているよう。
で、ブラックマヨネーズ。なぜ東京で放映しているのか不思議な脱力ワイドショー(?)番組「なるトモ!」で、ちょっと面白い掛け合いをするコンビがいるなぁ、程度の認識だったのだけど、漫才もすごかった。王道的な展開なのだけど、コンプレックスやらトラウマやら思い込みをうまく料理して、独特の世界を作っていた。
今回一番納得できなかったのは品川庄司の高得点。突っ込みを軽くあしらったり、後半たたみかけてみたり、なんか最近の面白い漫才のおいしいとこ取りみたいな内容で、ちっとも楽しくない。自分の中では最下位。
タイムマシーン3号は、吉本包囲網の中、結構頑張ったと思う。小器用そうだし、TV的には出しやすいキャラクター。来年軽くブレイクしそう。あくまで軽く。
麒麟は、去年よりはるかに面白かったな。確かに、びしっと決まりましたね。決勝進出は当然。
千鳥は、また万人受けしなさそうなネタを持ってたなぁ。個人的にはすごく好き。
優勝決定戦の三組は、どれも面白かった。個人的には笑い飯の「マリリンモンロー」後半の漫才離れした展開に強く感動したけど(実際、25日は哲夫の誕生日らしいですね)、ブラックマヨネーズはクオリティー高かったし、最初のネタと同じオチというのにも痺れた。優勝は順当かな。
今年は今までで最高のレベルだったように思う。
過去4回、優勝候補がそのまま優勝していたから、今回は番狂わせでいこう的な空気があったなぁ。笑い飯は、優勝してもちっともおかしくない面白さだったと思うけど、運がないのだろうか。
でもこのまま結成10年目までずっと決勝出続ける、というのも、ある意味面白いかも。本人たちは大変だろうけど。