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SHIBUYA CLUB QUATTORO 20th Anniversary MO’SOME TONEBENDER/ゆらゆら帝国@渋谷CLUB QUATTORO

新しくなったクアトロは初めて。ビルの3階までがブックオフになっていてなんだか複雑な気分になる。パルコじゃなくなったのか。
改装されて、4階が全てフロントになっている。5階フロアは禁煙になり椅子が撤去されたくらいで、フロア自体に大きな変更はない感じ。あの大きな柱の撤去はさすがにできないか。

まずはモーサムトーンベンダー登場。久々に観る。セットは新譜を中心に割と最近の曲が多かった(気がする。すみません詳しくないです)。メンバー終始ハイテンションでこちらものせられる。藤田勇、この人のドラムは、歌うようにうなっていてとてもいい。ラストの「流星群」という新曲、とてもポップで、新機軸な感じ。どこをとってもロックンロール。ストレートに格好よかった。

セットチェンジに30分くらいかかり、21時にゆらゆら帝国登場。1曲目は「ザ・コミュニケーション」。さっそく世界のゆがみを体感する。次はなんと懐かしい、「針」(!)さらには「ハチとミツ」と、これだけで来た甲斐があったといいたくなるくらい嬉しい曲を連発。「傷だらけのギター」「午前三時のファズギター」(多分)、ときて、マラカス「あえて抵抗しない」。相変わらず完璧な音と動き。ミニマムな音色がマキシマムな激情へと昂る。
続いてまたマラカスをもって、何をやるのかと思ったらなんと「3×3×3」のフレーズがきこえてくる。なんとマラカスバージョン。心なしかマラカスからなにか妖気のようなものが発せられていた(実際、煙か粉か何か出ていたと思う)。
途中でマラカスをなんと観客に投げて、ギターをかき鳴らす。テンション最高潮。
で、ちょっと落ち着いて、「恋がしたい」「ひとりぼっちの人工衛星」の美メロ2連発。
最後は「2005年世界旅行」から、「EVIL CAR」へと怒涛のごとくなだれ込む。
久々に聴く曲もあり、素晴らしいセットリストだった。機材の調子があまりよくなさそうだったけど、そんなの関係なく相変わらず圧倒的なパフォーマンスでした。「針」を演ったのは自分の行ったライブに限れば、2005年9月の野音以来(と思う)。
ゆら帝は、何があろうと全部持っていってくれます。


写真は「US AND THEM」のシャツ。今日のイベントとは直接関係ないけど、売っていたのでつい買ってしまった。