The workers are goin’ home

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「愛を読むひと」@シネマイクスピアリ


前半はなんだか都合のいいエロ映画のようだけど、中盤からけっこうしっかりと考えられた重厚な話になってきて、身構えてじっくり観る。
ケイト・ウィンスレット、どんどんよくなっていくなぁ。ほどよい枯れ具合。
なかなか見応えのある、深みを感じるいい映画でした。ベストセラーには普段手を出さないけど、原作も読んでみたくなった。映画のタイトルも「朗読者」でよかったんではないかなぁ。でもそうするとお客さん入らないのかな。
しかし舞台ドイツなのに全編英語(妙に訛っていて聴き取りづらいけど)。大昔からの素朴な疑問として、こういうの、英語圏の人はどういう気分で観るのだろう。最初から吹き替えで観ているような感覚だろうか。今作は特に声と文字、言葉が重要なモチーフなので、一層気になりました。