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DRIVE TO 2010 ZAZEN BOYS/灰野敬二×チコ・ヒゲ/BEP(Phew+bikke+石橋英子)/LOVEJOY

BAR STAGE:MON-TRIO/HOMM∃/ぼんくら峠/高品格/Synapse/久土'N'茶谷@新宿LOFT


DRIVE TO 2010。昨日の非常階段、原爆オナニーズも行きたかったのだけど、3日連続ライブはちょっときついので、断念。
で、11日。
ZAZEN BOYS灰野敬二Phewが対バンなんて、とんでもないライブ、ありえないでしょう、と、若干の驚きとともに、行く。
BAR STAGEでもライブが繰り広げられていたが、自分はずっとライブハウス側にいた。のでその感想をつらつらと。
まずはLOVEJOYの登場。元AUNT SALLYのbikkeソウルセットではない)のバンド。声がいい。そしてなにより、メロディーがいい。ところどころ民族音楽のような匂いを感じさせつつ、ポップで美しい。約40分のステージ。
続いてZAZEN BOYS。最初のMATSURI SESSIONは相変わらずのすざましい変化を見せる。
23日のJCBホールと全く同じ曲を演奏。アレンジ(見せ方)は、少しずつ変化はしているものの、ここまで同じようなセットのライブを繰り返し観てしまうと、もはや様式美にすら感じてしまう。
LOFTでZAZEN BOYSを観たのは初めてだったのだけど、乾いた音が実にバンドに合っていた。冷凍都市新宿に響き渡る1時間弱のステージ。良かった。
そしてBEP。3人揃って歌うのかな、と思っていたが、メインはPhew。2人は歌わず。1曲だけ、石橋英子がメインボーカルの曲があった。MCもなく、ひたすら無愛想に歌うPhew。哀切さを感じさせる詞に、メロディー。ひたすら歌の力を感じる。なんて歌だ。ちょっと泣けてくるくらい、素晴らしかった。約40分のステージ。
ラストは灰野敬二×チコ・ヒゲ(元FRICTION)。
昨日、部屋のCD漁ったら「滲有無」は出てきたのだけど、「哀秘謡」の1stが出てこない。買ったような気がするのだけどなぁ。
それはさておき、ライブ。溢れる轟音ギターノイズ。チコ・ヒゲのエモーショナルなドラムに乗って、灰野敬二が痛烈に演奏し、歌い上げる。歌声をループにしたり、テクニカルな面も見せる。しかし基本は、時折訪れる静寂が、不安に感じられるほどのギターの爆音。
耳を塞いでいる人もいた。人によってはノイズにしか聴こえないのかもしれない。でも自分には、月並みな表現しかできないけど、痛切なまでに純粋すぎる、極限の音楽表現に思えてしまった。
約1時間のステージ。
パンフレット買って、帰る。
「アートロック」というのは、なんだか好きな表現ではないが、濃厚な、いいイベントだった。