出演は、秋山菜津子／田中圭／安藤サクラ／古澤裕介／米村亮太郎／江口のりこ／松尾スズキ
映画「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の監督が、ホームグラウンドの舞台では、どんな話をみせてくれるのか、気になって行ってみた。
ポスターの写真などから、松尾スズキ主演なのかと思い込んでいたけど、違った。秋山菜津子と、田中圭を中心とした話。
途中15分の休憩があって、それをあわせると3時間半くらいにおよぶ、長い作品。
でも全然、長いという感じがしなかった。なんともいえない緊張感ある展開が続き、え、もう終わり？という気分になった。
第一部。ツーショットダイヤル（だよなぁ）で出会った、秋山菜津子と田中圭。それぞれ、配偶者と恋人がいる。つまりは、人を裏切っている。でも第一部、意外とゆったりと展開し、2人は、なかなかセックスをしない。大胆な出会いをしているくせに、両者とも変に慎重だったりするのである。この辺に、妙にリアリティがある。
で、第二部になってから、圧巻の、というか、どう落とし前つけるんだよ、という展開になっていく。
気付いてみたら、みんな誰かを裏切ったり、嘘をついていたり、いい人がひとりもいない、でもなんだかみんなどこかにいそう、というか、いるよこういう人、ああ怖い、という事実を突きつけられる。
なんだか恐ろしい作品。
最後に、銀杏BOYZの「ピンクローター」が流れ、終演。日によっては、終わった後、峯田君が弾き語りをした回もあったようです。
いやぁ。。。すごい芝居を観た。
