The workers are goin’ home

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朝早く起きて、招待券をもらった、東京国立博物館の特別展「東大寺大仏―天平の至宝―」展を観に行く。上野公園、なんだか久しぶりだなぁ。

平日午前中で、しかもそんなに派手でない展覧会だからか、空いている。
多分目玉の「誕生釈迦仏立像」は、上手に展示されていて、実に美しい。その「誕生釈迦仏立像」を乗せている、「灌仏盤」がかなり作り込まれていて、ちょっと感動する。
書類系は結構スルーしがちなんだけど、「東大寺奴婢見来帳」なんてのがあって、目にとまる。当時の奴婢それぞれの風貌やら特徴やらを記載した書類。こういうのもあるんだ。一見残酷な書類にも思うけど、いったいどういう扱いをされていたんだろう。書類に残るということは、かなり個人個人も重視されていたということか、それともカタログのような役割だったのか。
現代語訳が読んでみたかった。
で、個人的にお目当ての「五劫思惟阿弥陀如来坐像」は最後の方にありました。実物初めて観たけど、いやぁ。実にいい。神々しいし、どこか滑稽でもある。どことなくユーモアをたたえた、傑作だと思った。
仏の手の実物大模型なんてものもありました。

他、本館、法隆寺宝物館など、平常展も、ここが東京の真ん中であることを忘れさせてくれるくらい余裕のある展示具合で、とてもよかった。


機会があればまた行きたい。


夜、松本人志の「MHK」を観る。普通に面白かった。