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rakugoオルタナティブvol.1「落語の中の女」 昼の部@草月ホール


ぴあ主催の草月ホールでの落語イベント。落語初心者にもやさしい内容で、かなりの頻度で行っているなぁ。
まずは前座の立川らく兵。開口一番。続いては、俳優の池田成志が、「紙入れ」。なんだか芝居をしているみたいで、落語らしくない。つまらなくはないのだけど、いまひとつ振り切れていない感じ。っていうか、池田成志さんって、名前すら知らない俳優だったんだけど、第三舞台出身の人みたい。
で、続いては立川志らくの「厩火事」。面白い。やっぱり志らくは上手い。
で、中入りを挟んで、今日のお目当て、志らくによる「紺屋高尾」。落語をよく知らない自分でも知っているくらい有名な人情噺。でも志らくは、高尾太夫と久蔵の山場でのやりとりやら、オチに至るまで、どこか滑稽に演じる。イメージしていた「紺屋高尾」と、なんだか違う印象。でも、これはこれで、素晴らしく面白いし、なんだか楽しい気分になる。
その後のトークショーで明らかにされたのだけど、志らくは、わざと人情噺になりすぎないよう、演出を変えているのだという。なるほど。そうなのか。