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立川談春独演会 談春らくご IN にほんばし@日本橋三井ホール


今、もっともチケットがとれないと言われている落語家、立川談春。ついに観ることができた。
日本橋三井ホールは、段差が後方にしかなくて、ちょっと見づらい構造。ラッキーなことに前から2列目の席で、良かった。
演目はあらかじめ発表されていて、「百川」と、「紺屋高尾」。
前座なしで、いきなり登場。はきはき喋って、非常に聞き取りやすい。枕もやたら面白い。
で、「百川」。日本橋を舞台にした噺。初めて聴く噺で、予備知識もなかったのだけど、素晴らしい語り口で、聴き入ってしまった。
素直に面白い。
途中、少し理解できないところもあったのだけど、あとで家帰ってネット調べて、なんとか理解した。なるほど、ひたすら空耳ですか。
中入りの後、お目当ての「紺屋高尾」。何故だか私、この噺、大好きなのです。最初、久蔵が親方に無邪気に花魁道中を観た話をする。こういう出だしもあるのか。
で、恋患って、働いて、高尾太夫に逢う。このあたりは同じ。ちょっと高尾太夫の泣かせのところが弱いかな、とも思ったけど、そこからラストまで、一気で、締めも見事。うわ。すごい!絶妙すぎる。と、身震いすらした。
最後は今日のために日本橋の町内会(?)が用意した四神旗、四神剣に向かって、皆で二礼二拍手一礼。
初めての談春。びっくりするくらい上手くて、人気があるのも頷ける。是非また観たいです。

本日の演目。
大充実の二話でした。もっといろんな噺家の「紺屋高尾」が観てみたい。
明日は同じ三井ホールで柳家三三。うわ。観たい。でも引っ越しが。。。泣く泣く諦める。しかない。。。