The workers are goin’ home

SEのブログです

青葉市子 独奏会@自由学園 明日館 講堂

自由学園といえば、羽仁もと子である。高校の日本史だ。そんな歴史のある自由学園の関連施設。縁が無くてこれまで行くことがなかった。
池袋西口の路地を少し入ったら、いきなり静かな住宅街になる。ちょっとびっくり。そして婦人之友社の近くに、自由学園明日館があった。

こちらは明日館。



で、こちらが講堂。ここで今夜の独奏会は行われた。
おそらく200人以上は余裕で入るキャパなのに、なんとチケットは売り切れ。この1年で、青葉市子を取り巻く環境も変わったのかもしれない。
「不和リン」「腸髪のサーカス」「ココロノセカイ」(だったかな)を立て続けに3曲演奏。まだ弾き語りを始めた頃、この曲を続けて歌っていたそうです。
その後も初期曲を中心に演奏して、第一部終了。
15分ほどの休憩を挟んでの第二部。久しぶりの「日時計」は凄みが増していたし、「Imperial Smoke Town」から始まる3曲は、連作になっているようで、とうとう人類が火星に住むようになるまでになる。ものすごいスケール感。
で、山田庵巳という人の「機会仕掛乃宇宙」という曲を演る。これが素晴らしい楽曲で、びっくり。ストレートに心にしみこんできた。この曲を演りたくて、弾き語りを始めたそうです。
アンコール前ラストは、「奇跡はいつでも」。これは本当に名曲。何度聴いてもぐっとくる。
で、アンコールは、おとぎ話(バンドね)にインスパイアされたという新曲「エスケイプ」。とてもポップで、面白い曲。
今日のライブではたびたびおとぎ話のエピソードを語っていたけど、またいいミュージシャンと出会って、彼女の新しい側面が引き出されてきたのかもしれない。
で、ラストは「ひかりのふるさと」。
気付いたら、休憩含めて2時間半近く。
弾き語りコンサートにこれだけ集客があるというのはすごいけど、彼女の才能はこのレベルではない。
ギターのテクニックも伸びやかな歌声も、圧倒的な成長を遂げていた。
これからは創作期間とのことで、しばらく独奏会の予定はないらしいけど(12月におとぎ話と対バンするらしい。でも平日にFEVERは厳しい)、またさらにスケールアップした青葉市子を観られるのが、今から楽しみで仕方ないです。