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aiko LOVE LIKE POP Vol.15 add.@横浜アリーナ


aikoは、それまで、住所不定無職の「あの娘のaiko」など聴いて、ああ、カラオケとかでも歌われてるんだ、まぁいい曲多いしね、でも結構難しい歌多いよな、くらいの認識だったのだけど、ミュージックステーションで「ずっと」を聴いて、その歌詞の刹那的な痛さ、またメロディーとの絶妙なからみにびっくりして、新譜「時のシルエット」を買ったら、これがまた素晴らしく、いまさらながらにはまってしまったのでした。
でも人気具合がわからない状態だった。今回の追加公演、横浜アリーナさいたまスーパーアリーナ4日間、即日完売、ということで、すごい人気だったのね、と驚いた。
先行でチケットを押さえておいてよかった。
開場時間前に行ったら物販長蛇の列。アリーナ1周していて、これは開演に間に合わんだろう、と思った。初日という事もあったのだろうけど、その熱気に驚く。ファン層は、男女半々くらいかな。もうちょっと女性が多いと思っていた。
で、入場しようと待機していたら、開場するゲートがどう考えても少なく、人が進まない。30分くらい待ってやっと入れた。
これでは開演間に合わないよなぁ、と思ったが、やはり開演が30分近く遅れた。
運営側が慣れていないのだろうか。仕切りがうまくないなぁ、と少し残念に思った。
でも、ライブが始まるとそんな不満は一気に吹き飛んだ。熟練のバンドメンバーを軸にのびやかにポップソングを歌い上げるaiko。正直知らない曲も多かったけど、そんなの関係なし。どれもいい曲。
またMCも非常に巧みで、紅白のエピソードやら、aikoはSでもMでもないで、Hやで!ど変態です!などと、サービス精神全開のトークを繰り広げる。
アリーナという広い空間の距離感を少しでも縮めようとするaikoの懸命で誠意ある姿勢に、ちょっと感動した。
楽曲群はどれも素晴らしかったのだけど、なかでも感心したのが、aikoのブレスのタイミング。これが実に上手く、彼女が息継ぎをするたびに、新しい世界が広がってゆくような感覚すら覚えた。
アンコールで、曲作りの過程での悩みを正直に告白したaiko。でもこうして観に来てくれるみんながいてくれるおかげで、頑張っていける、と、頼もしい発言。
今年も新曲発表するのかな。楽しみになってきた。
「ずっと」は、演らなかった。年末の特番とかでもアルバムのリード曲(?)「くちびる」ばかり歌っていたので、なんでだろうな、というささやかな疑問は残ったのだけど、とにかくパワーみなぎるライブで、とてもいいパフォーマンスだった。
また観に行こう。
終わったのが21時40分くらいで、これはちょっと終電まずい、と、新幹線で新横浜から東京に出て帰る。