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宮川個人企画「マイセルフ,ユアセルフ」竹原ピストル / 向井秀徳アコースティック&エレクトリック / outside yoshino@吉祥寺 Planet K


久しぶりの吉祥寺。ライブまで時間があったので、近くの喫茶店でコーヒーとケーキ。美味しいコーヒーで、当たりだった。しかもおかわりは半額でした。のんびり開演時間まで待つ。
ライブハウスはパルコ近くのドトールの地下にあった。入ってみたら思わぬ小ささにちょっと驚く。キャパ250人くらいかなぁ。そんな中、酸欠になりそうなぐらいぎゅうぎゅうのお客さん。みんな暑い暑いと言っていました。
で、ほぼ定刻通り、最初に登場したのはoutside yoshino。ご存じのとおり、eastern
youth吉野寿さんのソロです。「片道切符の歌」からスタート。ソロ曲も交えながら、途中、なんと森田童子の「たとえばぼくが死んだら」のカバー。うわ。これはめったに聴けない。ちなみにeastern版は、既に廃盤で、iTunes Storeで手に入るアルバムは、この曲がのぞかれています。「歌いたいとき歌えばいいんだよ」と、吉野さん。うん。その通りだ。
最後は「夜明け前」のちょっと歌詞を変えたバージョン。うわぁ、いい曲で締めるなぁ。
吉野さん観られただけで来た甲斐があった。
続いては向井秀徳アコースティック&エレクトリック。久しぶりの向井秀徳
今日はアコギのみのバージョン。いきなり「CRAZY DAYS...」で始まる。Number Girl時代の曲も入れつつ、淡々と歌う向井秀徳THE BEATLESのカバー「Blackbird」を静かに歌ったかと思えば、続けて「KARASU」。この流れは、反則だよ。かなりぐっとくる。最後は「WATER FRONT」。
やっぱり向井さんの歌には魂がある。
で、ラストは竹原ピストル。何年か前(といっても結構最近)、極東最前線で観て以来。
小さなライブハウスという事もあったのだろうけど、前観た時とは別人のように気迫とパワーが増している。そして強いメッセージを込めた歌の数々。はっきり聴こえてくる歌詞のひとつひとつに、うん、そうだよな、といちいちうなずく。背負うものが大きくなればなるほど身軽になっていくんじゃないか、みたいな曲があって、ああ、自分も言いたいけど、言葉にできない事だった、と、感動する。
大きな身体で非常に格好いいんだけど、とても謙虚な竹原ピストル。今日は前座が最後に出てくるという、レアなライブです、と。
また、吉野さんに10年くらい前にライブを見に来てもらって、飲みに行こう、と誘われたけど、お金がなかったので、すみません、と、断ったら、「ないなら逃げればいいじゃん」と言われたそうです。これから食い逃げするとわかっている料理ほど味のしないものはない、と、笑いをとっていました。結局吉野さんが奢ってくれたみたいです。
アンコールは、もう出し切ったので、ごめんなさい、と、いったんステージをあとにしたんだけど、「向井先輩」に楽屋裏で「やれよ」と言われたそうで、ラストにもう1曲。
ライブのスタイルは前に出た2人とは違うけど、3アクトに共通するのは、歌に魂と心、そして優しさとユーモアがあること。
とにかくいろいろなものが揺さぶられて、大きな刺激になった。
こんなにいい企画、そうそうあるものではない。
帰り、竹原ピストルのCD買ったら、サインしてもらえた。
大満足して帰る。