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「陽だまりの彼女」@TOHOシネマズ南大沢


グランベリーモールに行こうかと思ったのだけど、通り道だったので、TOHOシネマズにする。実際この映画館来たのは初めてかも。いつできたんだろう。南大沢もすっかり変わったなぁ。
原作がベストセラーになっていたし、宣伝で松潤上野樹里がテレビに出まくっていたので存在は認識していたものの、ストーリーに関しては、ほとんど予備知識なしで観た。
普通のラブストーリーかと思っていたら、それなりにひねりの効いたファンタジーで、驚いた。
序盤にちょこちょこ出てきた違和感が、伏線としてきれいに回収されていて、非常に丁寧な作りだった。よくできた寓話だ。
というかね、こういうのね、おじさん弱いんですよ。泣きましたよ。ええ、もう、あざといな、展開丸見えだよ、と思いながらも、ちゃっかりのせられるところはのせられて。
劇場が平日で空いていて良かったってくらい泣きました。そしていろいろ解釈できるラストにほっとしました。
松潤っていい男だなぁ、今回の役も器用に演じていたし、彼の出ているドラマや映画はほとんど観たことがなかったので、今さらながら感心した。
そして上野樹里。素晴らしい。瑞々しい。まるで○○のように愛らしい。と思っていたら、本当に○○だった(すみません少しネタバレ)という我ながら驚きなオチに苦笑しつつ、見とれてしまった。やっぱり彼女は天才肌だな、役がまた憑依していたのだろう。
主演2人のアップが多く、監督も2人の魅力を上手くとらえてると感じた。
それでいて江ノ島を重要な舞台にしたところもなかなかポイントで、風景もきれいに撮れていた。
こういう作品は好き嫌いの分かれるところだと思うけど、単純な自分は、ああ好きだな、としみじみ。
良作だと思いました。
あ、写真に600円とありますが、これはパンフレット代金です。結局買わなかったけど。