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志の輔らくご in PARCO 2014@PARCO劇場


立川志の輔、年初恒例のPARCO劇場。今年もチケット争奪戦の末、行くことができた。まずは入場して手ぬぐいを買って、抽選でちゃんと外れてクリアファイルをもらう。
さて、志の輔師匠の3席。一人で前座、二つ目、真打ちをやるとのこと。上手すぎる前座だけど。
今日の最初は、「こぶ取り爺さん」。どこかでも一度聴いたかな。確かにこの昔話は変な話だ。
着替えの間中に、客席から、志の輔師匠出身地、富山県射水市ゆるキャラ、ムズムズくんが登場。テーマソングのクオリティが妙に高くて、笑ってしまった。
そして2席目は、今年の新作「モモリン」。そんなゆるキャラをネタにした噺。これが、志の輔師匠の新作の中でもかなりの上位部類に入ると思われる、ハイクオリティな出来。あまりの面白さに前のめりで聴いてしまった。素晴らしい。
そしてトリは、有名な人情噺「井戸の茶碗」。これは基本善人しか出てこない、いい噺。
個人的にも好きな噺なんだけど、同じようなエピソードの繰り返しとも言えるので、飽きずに聴かせるのはちょっと難しいだろうな、と素人ながらに思う。でも志の輔師匠はバランス良く、情景が浮かぶように鮮やかに、演じてみせる。
細川氏が出てくるので、絡めようによっては今の自治の話に絡めることもできなくはないだろうけど、それを避けるのが見識。
で、最後は三三七拍子。今年もなんとかやっていけますように、と願いながら、手を叩いた。
休憩あわせて2時間40分。
隣の席が上品な老夫婦で、少し話をした。客層にも恵まれているな。
今年も大満足。いい落語会でした。