その出演者と作家から、チケット入手が非常に困難な企画公演。
今回は運良く先行の案内を手に入れ、観ることができた。それにしてもクドカンの多作っぷりよ。
前から三列目で鑑賞。PARCO劇場は、三列目まで段差がない。普段はまぁそれでも大丈夫なんだけど、今回は珍しく座高の高いおじさんが前の席でちょっと視界を遮られる。残念。仕方ないけど。
のっけからグロテスクなかぶりものをした、生瀬勝久・池田成志・古田新太。そこから転換し、笑っていいのか、一体何が起こっているのか一瞬分からなくなるような、シュールな世界が続く。そもそも誰が何をやっているのかも、混乱してくる。
しかし役者全員が達者で、とにかく引き込まれる。小池栄子の成長っぷりは世間も認めるところだけど、夏帆の、癖のある役者に負けない存在感にちょっとびっくりした。ただ可愛いだけの女優さんではなくなった。
最後もきれいに収まらない感じで終わる。でもその感じが面白い。
テレビでは観られないクドカンワールド。
お見事、としか言いようがないです。