「METAL RESISTANCE」BABYMETAL

METAL RESISTANCE(初回生産限定盤)(DVD付)

メタルの独特な様式美の世界にはまりこんでしまうと、果たしてメタルとは何か、どこまでがメタルか、という根源的な問いに戻らなくてはならず、堂々巡りで素直に音楽をに楽しめない。なのでこのBABYMETALもあえて聴かずにいたけど、あまりに話題なので、初回盤予約までして買ってしまった。
さて、聴いてびっくり、てっきり3人の女の子がユニゾンで歌うのかと思っていたら、SU-METALという、メインボーカルが基本的に楽曲の中心にいる。
それを支えるバンドの超絶技巧ぶりには驚く（思わず、何度か「まじか」とつぶやいてしまったくらい）し、肝心のSU-METALの伸びやかな歌唱は、決してメタルというジャンルに寄り添うことなく、自由に響いてくる。そこがいい。
さらにアルバムを支える曲も、AA=の上田剛士の作ったデジタルハードコア（これはメタルなのか！？）から、まんまメタリカかX JAPANか、といいたくなるような、メタルのあらゆるサブジャンルを網羅したようなバラエティに溢れるサウンド。
面白い。
でもメタル雑誌に載っているような「とっても嬉しいDEATH!」みたいなノリには、やはりついていけない。
それにしてもBABYMETALの翌週Perfumeリリースでしょ、アミューズさん、もう、うはうはでしょうね。