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笑福亭たま深川独演会 番組:笑福亭たま「鼓ヶ滝」「饅頭怖い」「最新作落語」「最新ショート落語」、ゲスト・橘家文蔵、春風亭昇也@深川江戸資料館

上方では「饅頭怖い」がこう演じられるのか、と、楽しみ、久々に観る橘家文蔵師匠の渋くて愛嬌のある「転宅」に震える。 
また更新します。

というわけで、個人的には2度目の笑福亭たま深川独演会。
上方の若手(といってもキャリア20年くらいあるけど)がこうやって東京でキャパ300のホールで定期的に公演できるなんて、すごいよなぁ、と素直に思う。
開演後、発売されたばかりのCDを買って、たまにサインをもらう。落語はDVDは買うけど、CD買ったのは初めてかもしれない。なんとこの日、開演までに50枚、売り切れたらしい。すごい。
開口一番のあと、春風亭昇也。「庭蟹」という、洒落の分からない人の話。普通にネタそのものが面白い。続いて笑福亭たま登場。まずは「饅頭怖い」。東京では前座ネタだけど、上方では、、、というわけで、毒いっぱいのマクラのあと、ボリュームたっぷりの「饅頭怖い」。見事。そしてさらりと「鼓ヶ滝」、で仲入り。仲入り時、次回公演を買う人で凄い行列。おかげでトイレが空いていた。
続いて橘家文蔵の登場。橘家文左衛門が、文蔵になってからは、初めて観る。相変わらず凄い迫力。顔が(笑)。「転宅」。これほど起伏豊かな「転宅」は初めてかも。魅せられる。すごい。約三十分。
で、最後はたまによるショート落語と新作(ブラック過ぎて、放送はできないだろう)で、締め。
重厚感に円熟味も加わった、文蔵師匠の落語を観ると、笑福亭たま師匠の落語がいかに異端か、よく分かる。
充実した落語会だった。