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「リビング落語会 今年最後の立川志らく独演会」@よみうりホール


立川志らく師匠、今年最後の独演会。この約1ヶ月で、立川談春立川志の輔立川志らく立川流三大巨頭の独演会を制覇するという、多分今後一生無いであろう、贅沢すぎる、業の深いことをしてしまった。しかし、とにもかくにも、落語とは人間の業の肯定である(強引)。
この日は最後に「芝浜」、というのは発表されていて、あと2席は何を演るのだろう、と思っていたら、配られたリーフレットに「芝浜 後日の噺」「芝浜 以前の噺」とあって、謎は深まる。
そんな中、開演。
開口一番は、12月に2つ目になったばかりという、立川がじら。「時そば」なんだけど、時事ネタをほどよく放り込んで、なかなか面白かった。
で、志らく師匠登場。当然触れずにいられない、今年急にテレビ露出が増えたエピソードなど。のっけから爆笑させられる。
で、「芝浜後日の噺」、として語られたのは、「親子酒」。なるほど。
そして、「芝浜以前の噺」、は、「天狗裁き」。うなる。
十五分の仲入りの後、いよいよ「芝浜」。「芝浜」は、そんなに聴いたことはないけど、ひねくれず、ストレートに語ることで、逆に志らく師匠としての「芝浜」の世界と深みが広がってきた、ように感じた。
欲を言えば、もう少し長くても良かった。贅沢な願い。
今年はいっぱい落語を観られたなぁ。