The workers are goin’ home

SEのブログです

第二十六回 鶴川落語会 昼の部 文蔵・生志二人会@和光大学ポプリホール鶴川


以前から鶴川での落語会は気になっていたのだけど、なかなか足が遠く行けずにいた。町田で橘家文蔵師匠が観られるのなら、と、初めて行ってみる。
ちなみに夜の部は春風亭昇太柳家三三。チケット即完売だったそうです。300人くらいのホールでこの2人は強烈すぎるでしょう。
というわけで、この昼の部はちょっとマニア層向けかな。いや充分人気の2人だけど。
開口一番は橘家門朗さん。結構達者で引き込まれた。
で、橘家文蔵師登場。ききとれないような不機嫌そうな小声でくすぐったあと、早々に落語。「千早ふる」。いや愉快愉快。そういや姪っ子が「ちはやふる」の漫画経由で、異様に百人一首にはまっているらしいが、この噺は理解できないだろうな。というか、子供に聴かせる噺ではない(笑)。
つづいては立川生志師の一席目。ちょっとブラックなマクラのあと、のっけから「紺屋高尾」で、まじか、とのけぞる。立川流は「紺屋高尾」が好きなのだろうか。いや自分が立川流の落語会ばかり行っているからか。熱演で、これだけで来た甲斐があったとうなる。
仲入りのあと、生志師再び登場。「傳志会」のことなどに触れながら、軽めに「看板のピン」。そして最後は文蔵師の「猫の災難」。強面の文蔵さんだけど、なんなんでしょうね、この人から出てくる愛嬌って。お酒呑むところなんて最高。
気づいたら2時間40分。充実した二人会でした。
ちなみにお客さんの入りは7割ほど。昼と夜で、出演者シャフルしたら、完売しただろうに。いろいろ事情はあるだろうけど。
近所でこんなに魅力的な落語会が定期的に開催されているなんてなぁ。今後は通おう。