というわけで、今年はここまでこのイベントのために生きてきた、と言っても過言ではない、THE MATSURI SESSION。
出演順は昨年のイベントで発表されていたとおり。
まずは吉田一郎不可触世界。そしてZAZEN BOYS。ZAZEN BOYSは、長く演るのかと思ったら、30分で、向井秀徳、キーボードを弾き狂うこともなく、あっさり退場。しかし、日比谷に流れるCOLD BEATは、筆舌に尽くしがたいものだった。
LEO今井。彼のバンドセットでのライブを観るのは初めてだったが、後期NUMBER GIRLと、初期ZAZEN BOYSをミックスしたようなサウンドで格好いい。白根賢一のドラムも確かにビートを刻んでいた。ラストは「TOKYO LIGHTS」だった。
セットチェンジの間に、Tシャツを買おうと物販に行くが、既にSサイズしかなく。
でも、買う。
そして吉田一郎がまた1曲演ったあと、KIMONOS。ちょうどこの頃に日比谷の魔法の時間帯、夕方から夜にさしかかる時間帯で、なんとも幻想的な雰囲気が漂う。
ラストは向井秀徳アコースティック&エレクトリック。
ギター1本で3000人の客に立ち向かう向井秀徳。それだけで画になったが、さらに後期Number Girlの曲を演奏。痺れる。
アンコールでは出演者全員で、「KIMOCHI」。相も変わらぬ向井秀徳の独裁っぷりが楽しい。
思っていたよりZAZEN BOYSの時間が短いのが意外だったが、その分他の素晴らしいアクトが楽しめた。
やっぱり野音には何者か、わからないが、神々しいものが蠢いている。それはとても言語化できない。
いいイベントだった。