中途覚醒が多い。よろしくない傾向。
クリーニングを出しに行く。
いろんなライブが中止または延期で、払い戻しになったので、発券したコンビニを巡る(知らなかったのだが、ぴあとeplusは発券店にいかないといけない)。勢い余って有楽町まで行く。
家に戻り、読みかけの本を読む。
村田沙耶香、今いちばん面白い作家ではなかろうか。「コンビニ人間」のあとちょっと出版が途切れていたが、タイミングの問題だったか、またハイペースになっている。
4編収録。どれもちょっとずつ毛色は違うが、うなるほどの傑作。
「丸の内魔法少女ミラクリーナ」。誰もが子供の頃の秘め事は、恥ずかしいけど、捨ててはいないもの。ちょっとしたずれが、絶妙。
「秘密の花園」。町田も出てくるし、一番普通の世界の話かもしれない。監禁だけど。なんか、わかる、って、軽々しく言ってはいけないけど。
「無性教室」。ジェンダーレス。痛々しく、ラストは美しい。
「変容」。大傑作。普通って、なによ。村田沙耶香さんは常に我々に素朴に鋭く突きつけてくる。