The workers are goin’ home

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木曜日

最近朝早くは起きないくせに、休みであることで変に高まったのか、7時くらいに起床。

朝イチに間に合うな、と渋谷ユーロスペースに向かう。

混雑を避けるつもりだったが、電車も、映画館もかなり混んでいた。

「劇場」を鑑賞。

ほぼ、山崎賢人松岡茉優の世界。若い二人の入り込み方が圧倒的。

行定勲監督のヘヴィーな恋愛映画群の中(ムラはある)でも、飛び抜けたクオリティの傑作ではなかろうか。

はまらない人にはとことんはまらなそう。でもこの感受性を共有できる人と、話してみたい。そんな気分になった。

後半のあるシーンから、というか、ベタでごめんね、北沢川緑道のシーンから、スイッチ入って、ずっと泣いていた。

 

あとこの作品、ベッドシーンというか、いわゆる濡れ場がない。キスシーンすらない。自分は恋愛映画とはいえ無駄に人が脱ぐのはいつもどうかと思っていて、そういう直截的な場面がなくても、充分恋愛映画が成立するという意味でも、意義は大きいと思った。