The workers are goin’ home

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土曜日

前日夜まで、こんな状況だし、行くのやめておこうかと思っていた、紀伊國屋ホール、春談春

迷った末、昼の部に行く。席の間隔空けず販売していたようだったが、自分は前方端の方、隣席は来るのを控えたのか、空席。

紀伊國屋ホールのキャパで立川談春師を観るというのはやはり贅沢。

元気な立川こはるさんの「狸の礼」。談春師は一席目、まくらがメインの「巌流島」。

そしてさんざん振られておきながら、ちゃんと笑いでお返しする三遊亭萬橘師匠「紀州」。延々謎の小噺を続けて、気づいたらそのテンションでネタにもっていく、あまり観たことのない一席。こういうスタイルの噺家さんなんだろうか。面白い。

でも、どこかで観たことあるかな、とメモ漁ったら、5年くらい前に観ていた。すみません、あまり覚えていませんでした。

仲入り挟んで、この日のお目当て「紺屋高尾」。今日の談春師の一席は、終盤のたたみかけるような久蔵の語りとか、すっとはいってくる高尾太夫の息づかいとか、すでに大御所なのに、まるで新しい何かが降りてきたかのような、すざましい1時間。

久しぶりに落語で、震えた。

夜の部もとっていたのだけど、あまりに満足してしまったのと、夜遅くに新宿歩いて、テレビのカメラとかに撮られたら嫌だな、という謎の自意識から、控えて帰ってくる。

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