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火曜日

仕事して、本を読む。

 法月綸太郎「誰彼」。新装版が出たので、読む。

最初に読んだのは、おそらく高校生の頃。

「密閉教室」に思い入れが強すぎて、この作品のインパクトとか凄みを忘れていた。

無邪気に論理を展開する、名探偵法月綸太郎の姿。考えてみればそんな彼をみられるのは、実質本作と、「雪密室」「頼子のために」くらいだったのかな。

とにかくいろんな推理が入り乱れ、その都度ひっくり返され続ける。いったりきたり論理の稚気と熱量。

24歳でこれ書いていたのか。ほとばしる才気にくらくらする。

誰彼 新装版 (講談社文庫)

誰彼 新装版 (講談社文庫)

 

 今さらだけど、もっと評価されてほしい。