The workers are goin’ home

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水曜日

勢いで本を読む。

 赤松利一「藻屑蟹」。泥臭い文章、経験に裏打ちされた人生観、新しい視点の提供。

自分はこのままではいけない、と思いながら、ずるずると流されてしまう。

どこまでがフィクションなのか、どこからが現実なのか。闇が深すぎて、くらくらしてしまう。

日本社会の抱えてきた闇を震災で払拭しきれないまま、コロナ渦になり、残るのはひたすら無能な官僚と政治家と経営者ばかり。本当、先が見えない。あらためて呆然とされられる。ものすごい熱量のハードボイルド作品。

藻屑蟹 (徳間文庫)

藻屑蟹 (徳間文庫)

 

 読んでの結論ですが、やはり、原発は、なんとしてもなくさないといけない。