久しぶりに開催の、鶴川落語会に行く。
主催の方のSNSとかみて、事前から個人的にも熱くなっていた。
客席半分の150席に制限。和光大学ホールは、もともと席は広めなので、ものすごくゆったり。料金は変わらない。余裕があるのは客としてはいいのだが、料金も据え置きで、採算取れるのだろうかとか考えると、やはり複雑な気分になる。
開口一番は三遊亭遊かりさん。アレンジされた、「ちりとてちん」。楽しい。
三遊亭遊雀師匠は、マクラで大うけとったあと、「七段目」。爆笑。はめものも賑やか。
そして三遊亭萬橘師匠。「次の御用日」。この噺、まともに訊いたのは多分初めて。声やら噺のスピードやら、ものすごい技術を要すると思うのだが、あっさりとやってのける。すごいな。
仲入り後、三遊亭萬橘師匠、「あくび指南」。割とさらりといったかんじだったけど、なんというか、リズムとか、間とかが絶妙で、センスしか感じない。
と、感動している間に、すぐまた遊雀師匠が出てきて、マクラでひとしきり萬橘師匠を褒め(同じく「センス」っておっしゃっていて、ちょっと感動)、がっつり「紺屋高尾」。最初、久蔵、、って話し始めたとき、まじか、いまから紺屋高尾やるのか、って思ったけど、あっという間に引き込まれ、笑って泣いて、終わる。
3時間近く。大充実。
お客さんも、わきまえているというか、笑うところは笑い、聴くところはじっくり聴き、なんかいろんなところのレベルが高く、満足して帰る。
鶴川落語会。遊雀・萬橘二人会。
— uniuo (@uniuo) 2021年7月10日
遊かりさんが雰囲気温めて、おふたり二席ずつ。
中入り後の、萬橘師匠のあくび指南があまりに素晴らしく、言葉でないくらい心打たれてたら、それを受けて遊雀師匠、がっつり紺屋高尾。
一年越しの開催。主催さんの思いを感じつつ、本物の二人による本気の落語を堪能。