The workers are goin’ home

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日曜日

渋谷で昼を食べてふとスマホを観たら、柳家小三治師匠の訃報。呆然とする。

あまりにショックで、雑踏を抜け、停電から復旧したばかりの山手線に乗り、気づいたら池袋で降り、少しだけ休んで、帰ってくる。

銀座で観た小三治師匠の「死神」は、きっと一生心に残る。圧倒的な凄みがあった。

最近は粗忽長屋、錦の袈裟あたりが多かったのかな。

知った頃には既に名人だった。もっとずっと観ていたかった。

家で先日出たCD集で、「粗忽長屋」を聴く。

まくらで「子供が三人いるんですよね。コサンジっていうだけあって」。そう。簡単そうで難しいシンプルで面白いこともしれっととりこむ。このセンス。もうこういう人はあらわれない。

来月の銀座もチケットをとっていた。どうなるのかな。追悼公演をしてほしい。