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<ROVOニューアルバム「XI(eleven)」発売記念LIVEツアー> act:Koji Nakamura(バンドセット)/ ROVO@代官山UNIT


ROVOの新譜がかなりツボで、UNITでのライブを楽しみにしていた。
2days即完売くらいだろうと思っていたら意外とあっさりチケットがとれた。最終的にも全体に程よく踊れるくらいの余裕がある。もうちょっと売れてもいいと思う。
そして周りの人の話を流すように聞いていたら、俺はOASISのQUATTROに行った、だの、スーパーカーはまだ高校生くらいのころのライブを観た、だの、ロック同窓会かよ、と言いたくなるような雰囲気。いいんですけどね。
さて、ライブ。まずはKoji Nakamuraことナカコー。バンドメンバーは、なんと沼澤尚、田淵ひさこ、345という鉄壁の布陣。久しぶりに本格的バンドサウンドを、耳鳴りしそうな大音響のライブハウスで聴けて、これだけでも満足。そして田淵ひさ子さんの相変わらずクールなカッティングに痺れる。いい意味で変わらないなぁ。すごい。途中勝井祐二も加わっての、約60分。
で、ROVO。2daysの1日目は、その新譜を中心としたセット。2012年にPARAをWWWで観たとき、なんとなくこれで自分が山本精一を観られるのも最期かもしれない、と(多分当時の自分の精神状態もあったのだろうけど)訳もない思いがあったのだけど、4年経っても変わらぬ、というか自分が見る限り少なくとも20年は変わっていない山本精一の飄々としながらも、すざましい音をかきみだす姿に涙しそうになる。
それから、もちろん変幻自在の勝井祐二のバイオリンの美しさもあるが、なんといってもROVOのハイライトの一つが、芳垣安洋岡部洋一のツインドラムが叩き出す人力トランス。途中、10分くらいツインドラムをひたすら叩きまくる場面があったのだけど、すごすぎてどうにかなりそうだった。
アンコールはナカコーも呼び出して、彼も関わったという新譜の「R.o.N」。途中からU-zhaanも加わり、会場の盛り上がりは最高潮。で、ラストはスーパーカーのレパートリー「white surf style 5」。会場が白光し、ステージ上に演奏する格好良すぎるおっさんたちに痺れる。
終わったの21時50分くらい。転換のぞいても3時間は演奏していたのか。とんでもない夜だった。
若い人たち、今どきのおじさんはすごいよ、もっと観に来なよ。