「MONDO ROCCIA」ザ・クロマニヨンズ

MONDO ROCCIA(初回生産限定盤)(DVD付)

ビートルズさえステレオリマスターされる時代の、モノクロ録音。ざらっとした質感が、逆に新鮮。
ひたすらまっすぐなビート。これぞロックンロール。痛快。
ヒロトとマーシー６曲ずつだけど、クレジットを見ないと、相変わらずどちらが書いた曲か分からない。例えばキリンジだったら、ああこれ兄だな弟だな、とか、ホフディランとかだったらもっとあからさまに、ある。そもそも人にはそれぞれ文体というものがある。真似しようにもできるものではない。その文体の違いが、この２人には、ほとんど感じられない。いや優劣の問題ではなく、これはすごい。魔法のよう。
それにしても、「しみじみ　しみじみ　エロアンドピース」（『エロこそすべて』）って、なんのこっちゃ。。。
他にはない。オーソドックスなようで新しい、クロマニヨンズの音。
アナログレコードを模したジャケットはやたら格好よく、ジャケットだけで、もう買ってしまいます。