The workers are goin’ home

SEのブログです

「リンダ リンダ リンダ」

リンダリンダリンダ [DVD]

リンダリンダリンダ [DVD]

久しぶりにDVDで映画作品を観た。
高校生女子が、決して前向きではない理由で留学生を巻き込んで、バンドを組んで、練習して、文化祭で披露する。それだけの話。
なのにこれ、すごく、いい。困ってしまうくらい、いい。
それまで少しの孤独を抱えていた留学生、ぺ・ドゥナが、徐々に奔放な根を出してくるところは魅力に溢れているし、香椎由宇のかたくなだけど本当は優しい感じ、前田亜季の心温まる普通っぽさ、関根史織の音楽への静かな情熱が、派手ではない演出とともに、それぞれ静かに伝わってくる。とにかく、みんな初々しく瑞々しい。振り返ってはいけない。でもその青さと、若さに特有の図々しさが、ちょっと羨ましくなって、泣きそうになってしまった。
軽音部のバックに、eastern youth「旅路ニ季節ガ燃エ落チル」やら小島麻由美やらのポスターがさりげなく飾ってあったり、細かい配慮も忘れていない。あのThe Musicのポスター、欲しいなぁとか本筋とは関係のないところに反応してしまった。
あと、松ケン(ブレイク前)がいきなり出てきてちょっとびっくりした。
いい作品でした。
ブルーハーツは、永遠ですね。