The workers are goin’ home

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2005-07-31から1日間の記事一覧

「そこに薔薇があった」打海文三 中公文庫

短編集とは思いきや、、、というパターンなんだけど、裏表紙のあらすじと解説であっさりばらされているので、若干興がそがれる。まぁそれが目的の小説じゃないから、いいけど。 どの物語も、ラストの余韻がなんともいえない。格好よすぎるよ。どういう生き方…

「ルール」古処誠二 集英社文庫

今週の読了本1。余計な説明を省いた描写と文章が、人間の極限状況を浮かび上がらせてくる。これはすごい。素直に唸ってしまった。変に説教臭かったり、政治的なメッセージを感じさせないところに好感を持った。