せっかく朝から来ているから、もう１本観ておこうと、なんの予備知識もなく観る。いや、これが思わぬ拾い物。両親の都合でずっとアフリカで育ってきた女の子が、アメリカのハイスクールに転校してきて、学校内の階級制度みたいなものに巻き込まれる話。頂点（?）にいるブロンドを中心にした女の子グループは他をなめてるし、自称同性愛者の二人組は、アジア人グループを「ASIAN NERDS」なんて紹介するし。
この作品の優れているところは、主人公を単なる純粋なヒロインとして扱わないところ。ボーイフレンドを奪うために、仲間の女の子を陥れようとしたりするし、嘘だってつく。ハイスクールは大人社会の縮図のよう。
主演のリンゼイ・ローハンをはじめ、登場人物がみんな生き生きとしていて、とても楽しい。おかげで「THE DAY AFTER TOMORROW」の印象も吹き飛んでしまった。
一応「全米ナンバー１」映画ではあるのだが、日本では公開されないんだろうなきっと。
地元のハイスクールには観劇などで何回か行ったのだけど、この映画に出てくるみたいに、アメリカの高校生は本当にバラエティー豊か。お前、いくつだよ、って突っ込みたくなるような連中がいっぱいです。
