- 作者: 有栖川有栖
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1994/07/01
- メディア: 文庫
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再読してみても、そんなに印象は変わらなかった。のっけから同世代の人間を17人も登場させるなんて、さすがに無理がある。登場人物は完全に記号化され、男と女の区別すら途中からどうでもよくなってしまう。
火村シリーズもそんなに好きではなく、過去有栖川有栖で良いと思ったのは「双頭の悪魔」だけだったのだけど、やっぱり自分とはそんなに相性がよくないのだろうか。
その中でも本作は青すぎで、まぁ有栖川有栖にもこんな時代があったんだなということで。