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「男の隠れ家を持ってみた」北尾トロ 新潮文庫

男の隠れ家を持ってみた (新潮文庫)

男の隠れ家を持ってみた (新潮文庫)

福満しげゆきがカバー装画だったので買ってみた。
家庭に不満はないだの女方面には興味がないだの、こちらにとってはどうでもいい言い訳に多くのページが割かれている。
基本的に何も起きない。
もやもやとした不安を打開しようと動いてみても、そうそう刺激的なことは起きない。でもそれはそれで新しい何かを見つけられた、とでも言いたいのだろうか。とことんどうでもいい。
なぜこんな意味のないものを出版したのか、出版社に問い合わせたくなる作品。

同じような心境の人が読むと視点は違うのかもしれない。
楽しめなかったのはこちらの精神状態に問題があるからかもしれないので、これ以上けなすのはやめておきます。