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「紙の碑に泪を」倉阪鬼一郎 講談社ノベルス

紙の碑に泪を (講談社ノベルス)

紙の碑に泪を (講談社ノベルス)

この作家は初めて。
意外と軽い。あっさり読める。しかし凝っている。
文体までジム・トンプスンを模倣したような、あからさまに不自然な作中作の活かし方に、ああそうきたかと素直に驚く。
ブログの羅列がリアルな目撃談や調書のように使われているのがなんとも今日的で、興味深かった。
シリーズ化かな?