- 作者: 三津田信三
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2008/06/25
- メディア: 文庫
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (35件) を見る
シリーズが違っても作品間でどこかつながりを持たせているらしい。杏羅市(奈良市のことか)や、東城雅哉など、他の作品でもみかける名詞がちらほら。
1、とあるってことはシリーズ化は決定しているのだろうか。説明調の文体は相変わらずで、やはり慣れないのだけど、オカルトっぽい内容にミステリ的な解決をのっけた物語は、後半になるほどエンジンがかかってくる。
登場人物の名前のつけかた(春夏秋冬四季)が何とも安易で、笑えてしまう。おかげで覚えやすいのだけれど。
主人公のキャラクター設定がまだふらふらしていて、立ってこない。死相の視える基準も今ひとつはっきりしない。いろいろもう少し定まってきたら、面白いシリーズになるかもしれない。