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「重力ピエロ」@シネマイクスピアリ

伊坂幸太郎原作の映画を観るのは初めて。
原作は彼の初期を代表する傑作。すごい作家が出て来たと驚いたものだった。しかし6年くらい前に読んだので、内容をほとんど覚えていない。
おかげでかえって新鮮に観られたかもしれない。作品全体を覆うトーン、空気が、非常に巧く伊坂幸太郎の世界観を表現できているように感じた。クールだけどどこか熱い。明るくはない物語なんだけど、決して後ろ向きではない。
加瀬亮小日向文世の演技も素晴らしい。
これは意外な収穫作。観てよかったです。
脚本の相沢友子という人、「鹿男あをによし」のドラマ脚本も書いていたなぁ。やるなぁ。今後勝手に注目しておこう。