The workers are goin’ home

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「おと・な・り」@シネマイクスピアリ

キャラクター設定が曖昧(そもそもなんであえてフランスやカナダに行くんだ)だし、わざとぼやかしたような映像もさほど効果的には思えない。
序盤の淡々とした雰囲気はそんなに悪くないけど、やや冗長。そしてなにより、終盤の展開にはあっけにとられる。あまりに唐突だし、都合よすぎるにも程がある。多少のご都合主義は許せる自分でも、ちょっとひどいのではないかと思った。で、この展開ならラストカットはこうくるだろう、と思ったらその通りになって終わる。うーむ。
これは二時間持たせられるプロットではない。何度もまだ終わらないのか、とつぶやいてしまった。
でも役者の演技は悪くなかったです。岡田君の相手役に既婚者の麻生久美子をあてたのも、考えてみれば無難か。ジェイ・ストーム配給のようだし。


しかし、はっぴいえんど「風をあつめて」って合唱歌になるかね。。。