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「鈍獣」@新宿武蔵野館

クドカン脚本で浅野忠信主演。観に行かない訳にはいかない。
どの映画館でももうすぐ終演だったので、ちょっと焦って出かけた。
武蔵野館久しぶりだなぁ。小さい方の劇場で、大きめのプラズマテレビのようなスクリーン(言い過ぎか)。お客さんは結構入っている。
辻褄が合っているのかいないのか、伏線は回収されているのかいないのか、メッセージ性があるのかないのか、相変わらずよくわからないが、軽いようでブラックで痛い青春、クドカン節は時折楽しめる。コメディでありファンタジーでもあり、ホラーでもある。
でも演出が妙に生真面目で、ポップさが出し切れていないかなぁと思った。この内容とキャストなら、もっと面白くできたでしょう。
浅野忠信は期待通りの怪演。「鮫肌男と桃尻女」や、「PARTY7」(どっちも懐かしい)を思い出した。もっとコメディを演じて欲しい。
北村一輝南野陽子も、いい味を出していた。唐突にジェロが出てくるのは可笑しかった。